先日、国土交通省は「平成30年度住宅市場動向調査」を発表しました。
[国道交通省・住宅市場動向調査HP]

平成30年度住宅市場動向調査

この調査は、住み替え・建て替え前後の住宅や、その住居に居住する世帯の状況及び住宅取得に係る資金調達の状況等について把握し、今後の住宅政策の企画立案の基礎資料とすることを目的として、毎年実施しているものです。
平成13年度より実施されており、平成30年度の調査は18回目にあたります。
このデータから、中古住宅に関する部分を読み解いてみます。

◆中古住宅を選んだ理由は?

中古住宅を選択した方のうち、6~7割の方がその理由として「予算的にみて中古が手頃だったから」と回答しています。
新築より割安という点がポイントになったようです。
一方で、中古にしなかった理由としては「新築の方が気持ち良いから」がトップの回答となりました。
新品の気持ち良さと、中古の割安感。
不動産に限らず、商品購入の永遠の課題ですね。

◆住替え前後の住宅の比較

住宅を購入した方の、住み替え前後の床面積の広さを比較しています。
中古マンションを購入した方は、購入前68.5㎡から購入後69.6㎡と、ほとんど差がありません。
マンション購入を選択される方は、家賃を払い続ける部分に疑問を持ち、住宅購入を決断されているケースが多いのかもしれません。
一方で、中古戸建を購入した方は、購入前81.9㎡から購入後121.6㎡と、約1.5倍の広さになっています。
戸建てを選択する方は、広さを重視する傾向があるかもしれません。

◆住宅を購入するきっかけ

中古戸建の購入者は、世帯人数が3人または4人の方が全体の60%超という結果となりました。
結婚・出産により手狭になった、ということが住宅購入の起因になっていることが推測されます。
一方で中古マンションの購入者では、最多が世帯人数2人となっています。
中古マンションの場合には、結婚を機に、賃貸から住宅購入へという流れが多いのではないかと思います。

◆住宅取得時に影響を受けたこと

三大都市圏で、住宅取得時に影響を受けたことの1位は、「金利動向」となりました。
近時の史上まれにみる低金利が、住宅購入を後押ししているようです。
一方で、価格相場の影響率が以前より下がっていることが見受けられます。
オリンピックの景況感や建築関連の人材不足など、不動産価格を押し上げる要因も働いていますが、それ以上に住宅ローンの低金利がプラスになっていると判断している方が多いようです。

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いかがでしたでしょうか。
実際には、お住まい購入のきっかけや決断の要因は様々かと思いますが、大まかな市場動向もぜひご参考にください。
以上 くらしる久喜編集部でした。